Top Message

トップメッセージ

マインドシンボルをつくり続け、
地域と共に生きる

東神開発は本格的郊外型ショッピングセンター(SC)の開発・運営を目的とし、髙島屋を母体として設立されました。1969年の玉川髙島屋S・C開業後、柏髙島屋ステーションモール、シンガポール髙島屋S.C.など、百貨店を核としたSCを開発・運営。現在、国内外で7ヵ所に及ぶ百貨店核のSCは、今や髙島屋グループの競争力の源泉になっています。また、第二創業期として手掛けた流山おおたかの森S・Cでは、ストーリー性のある自然を活かした開発手法で新しい街のブランディングを進めてきました。既に成熟市場といえる国内では、施設のクオリティに磨きをかけ、持続的に成長し得る次世代型SCに転換していくことがこれからの命題となります。

一方、今後、大きな成長が期待できるのは海外の市場です。特に2008年の駐在員事務所開設以来、開発を続けているベトナムでは、商業施設だけではなくオフィスや住宅、教育施設なども手掛け、総合ディベロッパーとしてよりスケールの大きなまちづくりに取り組んでいます。

設立から60年という時間の流れとともに、SCを取り巻く環境も髙島屋グループにおける当社の役割も大きく変わってきました。今般、当社の将来にわたる持続的な成長を考える中で、目指すべきビジョンとそのために為すべきミッションを再定義いたしました。私たちはこれまでSCという単なるハコ(建物)をつくってきたわけではありません。地域を愛し、自然や歴史・文化を大切にしながら、長い時間をかけステークホルダーの皆さまと共に心の拠り所をつくってきました。新たな経営理念において、そのような思いを込めたのが“マインドシンボル”という言葉です。そして、その地域に暮らす人、働く人、訪れる人の誰もが「ここで生きたい」「ここに行きたい」と思えるような “マインドシンボル”をつくり続ける存在でありたい、という意志を明確にしました。

その中で大きな要素になるのが、コミュニティセンターとしての地域社会への貢献です。これからは私たちの施設が、お買い物やお食事を楽しむショッピングセンターという役割だけではなく、“施設の場所性”を活かした地域の社会インフラとしての役割を担うよう努めてまいります。これからも東神開発は、地域の皆さまと共にあり続けます。

代表取締役社長
倉本 真祐