助け合う風土が、制度を後押しする
SC事業本部コミュニティ戦略部の菅野南は、3児の母として産休・育休を取得。2015年から育児勤務を利用しています。
経営管理本部システム部の山本真由美は、4児の母として2024年からこの制度を利用。現在は育児勤務に加え、在宅勤務中心の働き方を選択し、週に2日ほど出社しながら働いています。
仕事はみんなで支え合うもの
菅野:
私は、育休を終えた2015年からこの制度を利用しています。育児勤務を始めた当初は、9時半〜15時半の最短の勤務時間だったので、残業にならないようなスケジュール管理を非常に意識しました。最初の頃は今と比べると、自分自身も周りの方も育児勤務に対する理解がまだあまりなく、この仕事は自分の仕事だからという意識で、残業になってでもつい行ってしまうような環境でした。
しかし、制度が充実していくにつれて、皆の意識もすごく変わってきました。例えば、会議でも上司が最初に「菅野は17時半までの勤務だから」と周知してくださったり、17時半に近づくと「大丈夫?帰れる?」と周りの方が声をかけてくださったりします。
山本:
菅野さんが言う通り、メンバーの助けがあるからこそ、この働き方が実現できていると感じています。私は15時半までの勤務ですが、育児勤務前と変わらず積極的に仕事を任せて頂いています。制度だから仕方がないという意識ではなく「仕事を皆でやろう。助け合ってやろう。」という考え方が全社員に浸透しているのではないでしょうか。だからこそ、一人で抱え込まずに自然にメンバーにお願いすることができるのだと思います。
菅野:
その意識は私もすごく感じます。「仕事はだれでもできるけど、この子のお母さんはあなただけだから」と、かけてもらった言葉を嬉しくてずっと覚えているんです。本当に普段から、日々のコミュニケーションで、子どものことも覚えて話題にしてくれたり、気にかけてくれたりします。この仕事をお願いしたら申し訳ないなと思うようなことも、嫌な顔をせずやってくれます。だからこそ、できるときはその分自分も頑張ろうと思えています。
在宅勤務×育児勤務だからできること
山本:
私は通勤時間に1時間以上かかってしまうのですが、週に3日を在宅勤務にすることで、その通勤分の時間を家族のことにつかうことができます。さらに、時差勤務の仕組みを利用して、始業を9時半ではなく9時に早めて、その分終業も15時までと早くすることもあります。15時に仕事が終われば、子どもを16時までの習い事に送迎できる。そんな子どもの都合にあわせて柔軟に働き方を変えられる仕組みはとてもありがたいです。
菅野:
勤務時間を早くできることはすごく便利ですよね。私も始業時間より30分早く働き始めることで、終業時間をその分前倒しすることがあります。早めに仕事を切り上げた分、子どもを病院に連れていくことなど、家族のことができるのはすごくありがたいです。在宅勤務も月に2,3回ほど取得していて、子どもが体調不良や休みのときに自宅で仕事ができるのはとても助かっています。
母も、夢と野望をもって
菅野:
社内には育児勤務を続けながらキャリアを築いている先輩が多く、私も育児勤務をしながらでもステップアップしていきたいと思っています。キャリアを考える一方で、家族も大事にしたい。息子がテニスを頑張っていて、プロになりたいという大きな夢をもっている。目標を持って頑張っている姿はかっこいいと思いますし、それをサポート・応援しながら、自分も子どもに負けないように頑張ろうと日々思っています。
山本:
生活のためだけでなく、社会とのつながりという意味でも、自分にとって仕事はとても大切なものです。でも仕事が好きな一方で、子どもも増え、家族を大事に思う気持ちも増えてきました。子どもたちが寂しい思いをしていたら、仕事をしていても意味がない。勤務時間が短い分どうしたらより良く子どもとコミュニケーションがとれるかなど、家族に対してできることはできる限りしたいと思っています。家庭では、21時の就寝時間をずっと守っているのですが、これは家族の協力と育児勤務と在宅勤務の制度を利用していなければ、絶対にできなかったと思います。
また、今後の密かな野望ですが、子育てが一段落したら海外に駐在をしてみたいです。これからも家庭も大事にしながら、自分の野望も目指していきます。