INTERVIEW
社員インタビュー
プロジェクトのハブとしての役割と、
できあがっていく達成感
小見山 滉平KOMIYAMA KOHEI
事業創造本部施設計画グループ
2017年入社
※所属組織等は取材時点(2024年2月)の情報です。
キャリアパス
- 学生時代
- 建築学部で学んだ後大学院に進み、引き続き建築学を専攻。
- 1年目
- 玉川髙島屋S・Cの技術担当として配属。テナントの内装監理業務や、施設維持管理(建築・設備)を担当。
- 2〜5年目
- 流山おおたかの森S・C こかげテラス・FLAPS・ANNEX2開業に向けた開発プロジェクトの建築担当となる。駅前広場リニューアルの行政との調整にも携わる。
- 6年目〜
- 開発部門へ異動。京都髙島屋S.C. T8開業に向けた開発プロジェクトに建築担当として参画。
入社のきっかけ
コンパクトな組織で、こだわった仕事ができる
建築系学部の出身で大学院での研究テーマに都市の変遷や都市史を選択したことで、街がどうやってできていくのかということに興味を持ちました。一言でまちづくりといっても、何を建てるのか、建てたものをどう使い育てていくのかで、街の姿が異なるため、街の姿の根本に関わることができる開発の仕事に携わりたいと感じました。
まちづくりを行う会社も数ある中で、私が東神開発を選んだ理由は二つあります。一つは、東神開発が少数精鋭での開発を行っているため、やる気次第で早い時期から開発プロジェクトに携われる可能性があったこと。もう一つは、これまで開発してきた施設一つひとつに特色があり、こだわりを持った開発に魅力を感じたことです。
現在の仕事内容
「使う」風景をイメージして、空間をつくる
入社後最初の1年は、運営部門の技術担当者として、建築だけでなく設備や内装の仕組みを学びました。その後、流山に異動。周辺開発のプロジェクトに参画し、施設のコンセプト・デザインの策定から建物竣工までの業務に携わりました。思い出深いのは、駅前にあるFLAPSという施設の開発と流山市の実施する駅前広場(南口都市広場)のリニューアルです。
6F建てのFLAPSを駅前広場に対しての「丘」と捉え、賑わう広場を丘から見渡す関係性が生まれる空間づくりになっています。空間としては、“まちのリビングルーム”というコンセプトをもとに、利用者の姿を思い描きながら「誰に、どのように使ってもらうのか」を想像し、広場に設置するベンチの形や配置の間隔まで細かく計画を検討しました。コンセプトの反映にこだわる一方で、製作の仕方や安全性も同時に考慮する必要があります。一つひとつを丁寧につくりながら、その後の使い方までを考えるところに、東神開発での開発事業の醍醐味を感じています。
スケジュール・シフト
一日のスケジュール
-
9:30
出社
メールチェック、打合せに向けた資料準備をします。
-
10:00
定例会議
設計業務・施工・内装監理業務に関してパートナーとの定例会議があります。
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12:00
ランチ
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13:00
定例会議
午前中とは別の定例会議に出席します。
-
14:00
ミーティング
分科会として、デザイン・内装・設備等の個別分野に関して詳細を調整するため、打合せを行います。
-
16:00
打合せ・デスクワーク
個別打合せ・資料作成などを進めます。
-
18:10
退社
シフト例※2023年4月実績
月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | 土曜日 | 日曜日 |
---|---|---|---|---|---|---|
4月1日 土曜日 オフ | 4月2日 日曜日 オフ | |||||
4月3日 月曜日 通常勤務 | 4月4日 火曜日 外出 | 4月5日 水曜日 外出 | 4月6日 木曜日 通常勤務 | 4月7日 金曜日 通常勤務 | 4月8日 土曜日 オフ | 4月9日 日曜日 オフ |
4月10日 月曜日 通常勤務 | 4月11日 火曜日 外出 | 4月12日 水曜日 外出 | 4月13日 木曜日 通常勤務 | 4月14日 金曜日 通常勤務 | 4月15日 土曜日 オフ | 4月16日 日曜日 オフ |
4月17日 月曜日 通常勤務 | 4月18日 火曜日 外出 | 4月19日 水曜日 外出 | 4月20日 木曜日 通常勤務 | 4月21日 金曜日 通常勤務 | 4月22日 土曜日 オフ | 4月23日 日曜日 オフ |
4月24日 月曜日 通常勤務 | 4月25日 火曜日 外出 | 4月26日 水曜日 外出 | 4月27日 木曜日 通常勤務 | 4月28日 金曜日 通常勤務 | 4月29日 土曜日 オフ | 4月30日 日曜日 オフ |
挑戦エピソード
「商業施設初出店」を、プロジェクトのハブとして実現するまで
京都髙島屋S.C.「T8」の開業に向け、開発担当としてプロジェクトに携わったときのことです。私の仕事の一つが、国内で抜群の知名度や実績をもつ、サブカル系専門店が出店するフロアデザインの舵取りでした。百貨店に隣接した商業施設という特色と、床から天井、配線まで全て赤くするという出店テナントのルールの融合は難しい挑戦でした。
施設・デザイナー・テナントそれぞれの意見のハブとなる者として心がけていたのは、相手の意見の背景にある目的を考えながら、一つひとつの対話を通して認識をすり合わせること。時には踏み込んだ提案もしつつ、開発担当者と設計施工者の両方の目線に立ってまとめていくことです。
こうした調整を経て、「店内を赤で統一する」というテナントのコンセプトを活用する形でフロア全体、テナント外の共用部まで真っ赤な内装にするという斬新な取り組みを実現することができました。施工の最後に床に真っ赤な絨毯が敷かれ、ライトが当たったときの興奮は、今でも忘れられません。
東神開発の魅力
絶えず様々な「まちづくり」を経験できる刺激的な日々
流山、京都のプロジェクトが一段落した後、流山おおたかの森と同じ、つくばエクスプレス沿線にある、六町駅前の商業施設開発のほか、ベトナムにおける開発事業に国内からの支援という形で携わることになりました。六町の駅前開発は、これからのまちの価値を、より高めることにつながる事業。そして、ベトナム案件は広大な敷地に0から都市開発レベルで大規模な開発を行う、国内では経験できないような事業です。裁量の大きさに魅力を感じて入社したものの、入社したばかりの頃は、海外開発に関わることはもちろん、ここまで多様な案件に次々と関わることができるとは思ってもいませんでした。海外の何もない場所に、まちを生み出す仕事から、まちの成熟を細やかに後押しする仕事まで、様々なフェーズの「まちづくり」に関わることのできる今の環境は、何にも代え難いと感じています。
メッセージ
「街が変わる瞬間」が何よりもモチベーションになる
建物開発業務としては、コンセプトから考えていたことが図面となり、現場で出来上がっていくことの面白さがあります。そして、完成後、開発した施設が地域の人に利用され、まちの風景が変わっていく瞬間に出会えることは、何よりのモチベーションです。
就職活動では、「どんなまちづくりに携わりたいか」「どの範囲の業務まで携わりたいか」によって、選ぶ企業が変わってくるでしょう。いずれにしてもまちづくりを志す皆さんには、「街が変わる瞬間に携わりたい」というモチベーションを持ち続けてほしいと思います。まちづくりには時間も掛かる上、簡単にできることばかりではありません。でも、その思いがある限り、必ず壁を乗り越えることができると信じています。